コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)
- 作者: 山崎亮
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/09/24
- メディア: 新書
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ワークショップ会場の雰囲気をやわらげるために、飲み物やおやつを用意することもある。(略)
参加者におやつを持ってきてもらうこともある。自慢のおやつを持ってきてもらうのである。地域の特産品を持ってくる人もいるし、知り合いのお店で買ってくる人もいる。自分で手づくりのおやつをつくって持ってきてくれる人もいる。7人グループのテーブルで、他の人に食べさせたいおやつを持ってきてもらうと、一気に盛り上がる。おやつ自慢だけでアイスブレイクができてしまうほどだ。
(略)
それほどたくさん持ってくる必要はない。たとえば7人で1テーブルの場合、参加者は7人分のおやつを持ってくればいいと思うらしい。ところがそれは多すぎる。1人が7人分のおやつを持ってくると、そのテーブルには49人分のおやつが並ぶことになるのだ。当然、7人で49人分のおやつは食べきれない。となると、隣のテーブルに「おすそ分け」が回ることになる。ただし、隣のテーブルもまた49人分のおやつが集まっているため、「お返し」がテーブルに戻ってくる。結局、すべてのテーブルからおすそ分けが回って、食べきれないほどのおやつが集まる。70人のワークショップで「おやつアイスブレイク」をやると、だいたい490人分のおやつが会場に持ち込まれることになる。ワークショップが終わると、僕たちもおすそ分けをもらって帰ることになる。
7人が持ち寄れば,7×7=49で「49人分のおやつが並ぶことになる」とのこと.
これが70人になると,70×70=4900だから「490人分のおやつ」は計算違いじゃないの…
そうはいきませんね.70人がみな,70人分のおやつを持参するというのは,非現実的です.
平均で一人7人分,それが70人だから7×70=490.試算してみると,こうでしょうか.