かけ算の順序の昔話

算数教育について気楽に書いていきます。

『2015=5×3×31』であることに注意!

東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法

東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法

*1

「もしかして灘中は毎年、出題年に関する問題が出されているのではないか?」
と他の年の過去問を調べてみる動機にもなるでしょう(実際、灘中では出題年に関する問題がよく出ます)。ここまで来れば、自分が受ける年が2015年の場合は
「『2015=5×3×31』であることに注意!」
と対策を立てることもできるはずです。
(p.120)

数式の誤記に,びっくりしました.2015は3で割り切れませんし,右辺は500に届きません.
因数の並びが,昇順でも降順でもないのに気づいて,3ではなく13かなと想像し,電卓で計算すると,たしかに,5×13×31は2015でした.
Rubyワンライナーを書き,2000から2020までの素因数分解をさせてみました.

$ ruby -e 'def pf(n) print n, "="; p=2; a=[]; until p*p>n do if n%p==0 then a<1 then a<


なお,「灘中では出題年に関する問題がよく出ます」については,p.117で2013年の出題と求め方*2が書かれています.以下の件です.

*1:「発売日: 2014/12/16」と出ますが,手元の本の奥付では「二〇一五年一月八日 第一版第一刷発行」となっています.

*2:出題では求めるべき□が1箇所だけだけれど,解く途中で,1つの式に□が2箇所出現し,1次方程式として解いているのは,小学生向けではないなあとも感じました.