かけ算の順序の昔話

算数教育について気楽に書いていきます。

ガラスびん×地サイダー&地ラムネ

飲めるのは,都内の13の銭湯.10種類のサイダー/ラムネは,どれも飲んだことがありませんが…
イベント名のうち「ガラスびん×地サイダー&地ラムネ」は,これまで見たことのない表記で,少し戸惑いました.
「×」と「&」という,2種類の区切り記号を使用しています.式と見なして解釈を試みると,まず「地サイダー&地ラムネ」でくくられ,それが,「×」によって「ガラスびん」と結びつくことになります.
数学やプログラミングの演算子として,考えるなら,その表記は「ガラスびん×(地サイダー&地ラムネ)」を意味するのであって,「(ガラスびん×地サイダー)&地ラムネ」ではありません.
これは,「&」のほうが,「×」よりも優先順位が高いということでもあります.
なお,C言語では,乗算演算子の*は,ビットANDの&や論理ANDの&&よりも優先順位が高くなります.
そういえば,「地サイダー&地ラムネ」について,集合論的にはANDではなくORになるのでしたっけ….
もちろんイベントの名称は,数学でもプログラミングでもないので,簡潔に誤解されないよう,書いてあればいいのです.カッコをつけたり論理和に変えたりすることで,読みやすく理解しやすくなるとは,期待できそうにありません.