とことんクエスト*1の5Fで,見慣れないかけ算が出てきました.
スターダストウィップという名前の,ボス敵によるスキルで,「おじゃまぷよの数×500の全体攻撃」と表示されています.フィールドにおじゃまぷよが1個あれば500,4個あれば2000のダメージを,画面に出ている各キャラが受けることになります.*2
この「×500」は,ぷよぷよクエストの他で表示されるかけ算と,ちょっと違っています.500倍というのは,大きな倍率です.そして,「おじゃまぷよの数×500」ですが,かけ算の結果は,(500倍の個数になった)おじゃまぷよではなく,攻撃のポイント,すなわちダメージなのです.
ところで,レギュラーメンバーの中には,スキルの発動で,何倍の攻撃をしてくれる者がいます.とことんクエスト5Fクリア後に,見直してみました.
シグのスキル「ラピスラズリ」の効果は,「相手全体にこのカードの「こうげき」×4の属性攻撃」.
トリオ・ザ・バンシーのスキル「3人がかり! Lv.3」の効果は,「相手全体に,自分の「かいふく」×5〜8の属性攻撃(発動ごとに威力ランダム)」となっています.
ただ,これらは「関数作用素」と考えれば,共通のものであると認識できます.
いずれのかけ算も,結果は,ダメージ(攻撃のポイント)です.かけられる数は,違ってきます.
ラピスラズリでは,かけられる数はシグの「こうげき」,言い換えると攻撃力です.攻撃力を,ダメージに変換しているのが,「×4」です.そこでこの「×4」が,上に書いたラピスラズリの効果のもとで,攻撃力空間とダメージ空間を結びつけるもの---関数作用素---であると解釈すればいいのです.
同様に,「3人がかり! Lv.3」の効果は,回復力空間とダメージ空間を結びつけていますし,最初に画像として載せた「スターダストウィップ」について,その効果は,「おじゃまぷよの数」空間と,ダメージ空間を結びつけるものとなります.
「×500」「×4」「×5〜8」を,図に乗せると,次のとおりとなります.
むかし書いたこと: