2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
中学校数学科 つまずき指導事典作者: 礒田正美,小原豊,宮川健,松嵜昭雄出版社/メーカー: 明治図書出版発売日: 2014/02/14メディア: 単行本この商品を含むブログを見る タイトルから想像できるように,想定する読者は中学校数学科の教師ですが,内容面ではず…
小学校の算数の話です.速さに関する式について,次の3つを学び,文章題などに適用していきます. 速さ=道のり÷時間 道のり=速さ×時間 時間=道のり÷速さ (略)図を使って,この3つの式を手早く求めるための方法があります. 基本となる図は次のとおりで…
「さらが 5まい あります。1さらに りんごが 3こずつ のって います。りんごは ぜんぶで 何こ あるでしょう。」に対して5×3=15の式を正解とする根拠は,かけ算の順序論争について(日本語版) - わさっきのA-1からA-6でリストアップしてきたとおりですが,…
「かけ算の構造」または「乗法構造」とは何かを,自分の言葉で説明してみると,次のようになります。小学校で学習する,a×b=cという形のかけ算の式において,a,b,cにはそれぞれどのような役割があるのか,ということです. ここでaをかけられる数,bをか…
例えば「さらが 5まい あります。1さらに りんごが 3こずつ のって います。りんごは ぜんぶで 何こ あるでしょう。」に対して「5×3=15」としたら,「5個ずつ3皿」や「5枚×3で15枚になる」といった読み取り方を,挙げることができるのです。 順序の強制か,…
2005年の,小学校の先生向けの本にも,「2つの数を出現の反対の順にしてかける文章題(出現順だと正解ではない)」「アレイ(2つの数を入れ換えた式も正解)」などが,特に断りなく取り入れられていました。書かれていなくても当たり前の事項だったと推定で…
チョコバナナクレープ1個の値段をa円としたとき,200個を売ったのなら,売り上げを表す式はa×200となります。小学算数6年の「文字を用いた式」と関連します。 それに対し,中学1年では例えば200a円と書くことになります.他の表記,そして「チョコバナナクレ…
window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…
後藤学: 逆思考文章題の解決における思考過程の様相, 東北数学教育学会年報, Vol.48, pp.55-65 (2017). http://doi.org/10.20569/00003519 ブラウザで,上記のURLにアクセスすると,URLが変わります。そのページの「tosu48(55) (519.38KB)」のリンクより,論…
「小学校では『1つ分の数×いくつ分』でかけ算の式を習うけど,オリンピック種目の『4×100m』は,順番が違うんじゃないか」という疑問について,答えとなる説明を試みます。 もっとも分かりやすそうなのは,4×100mと書いても,かけ算の答えを求めるものではな…
ツイッターを中心に見かける,いわゆる「かけ算の順序論争」を,国内外の学術文献や授業事例(批判も)に注意しながら,簡潔に表すなら,「掛算順序強制vs乗法意味理解」となります。 「掛算」で連想するのは,ハッシュタグ「#掛算」です。それに対し「乗法…