かけ算の順序の昔話

算数教育について気楽に書いていきます。

5種類/5皿

先日,百均回転寿司のスシローで,食べてきました.
タッチパネルで注文できるのですが,周期的に変わる画面を見ていて,次のように表示されるのに違和感を持ちました.

一回のご注文につき、
5種類/5皿までご注文いただけます。

最も大きな戸惑いは,「/」です.
もし「/」を,英語のand/orやhe/sheと同じように,「または」の意味とすると,

  • 5種類または5皿までご注文いただけます

となりますが,5種類頼んで皿は4枚にしてくれなんてことはできないわけで,種類の数は皿の数を下回りません.だから,

  • 5皿までご注文いただけます

としても,情報量は変わらないはずです*1
別の解釈として,5種類を頼むことができ,それぞれは5皿までOK,というのも思いつきます*2.ですがそういうのを表すのに,「/」が適切とは思えません.
違和感は,

  • 5種類・5皿までご注文いただけます。

と書けば減ります.とはいえ,

  • 5種類×5皿までご注文いただけます。

となると,かけると25の何なんだというツッコミが出てきそうですし,

  • 5皿×5種類までご注文いただけます。

だと,先に皿の数かよというツッコミになります.
数学的に記述するなら

  • x種類,y皿までご注文いただけます。(x, y≦5)

でしょうか.そう書いたところで,1回の注文で頼める皿の数の最大が,max {x, y}なのかそれともxyなのかは,答えを与えてくれませんが.

*1:ですが,意味は微妙に変わります.「5皿までご注文いただけます」は,一回につき1種類のものしか頼めない(何種類も頼みたいときはその都度,注文し直さないといけない)ように読めます.

*2:現実として1人の客,または1つのテーブルに25皿も並べられたら,迷惑でしかないのですが,それは頼んだ客の自己責任ということで.いや,店側が何らかの輻輳制御をするかもしれないかな….

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