かけ算の順序の昔話

算数教育について気楽に書いていきます。

明治時代の算術のサンドイッチとスカラー関係

 「さらが 5まい あります。1さらに りんごが 3こずつ のって います。りんごは ぜんぶで 何こ あるでしょう。」という文章題に対し,今の日本の算数で,正解とされる式の一つは「3×5=15」です。「5×3」はよく不正解とされます。
 この正解・不正解の説明に用いられるのが「サンドイッチ」です。かけられる数と,かけ算の答え(積)の単位が同じになるよう,式にします。「3こ×5=15こ」だからOK,「5まい×3=15こ」だと合っていない,ということです。

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