かけ算の順序の昔話

算数教育について気楽に書いていきます。

もう少し,Web上でかけ算〜都道府県×テーマ,2×3万円

昨日のエントリを書くにあたり,もう少し調査をしていました.これらは,エントリと関連が薄いこと,またそのうちページ内容の変わる可能性があることから,記載しなかったのですが,別にエントリを立てて,記録を残しておきます.

(1) 都道府県×テーマ

華やかなページの中に,検索をかけ算で行うかのようなフォームが3つ,入っています.名称を取り出し,かけ算の記号を挟むと,それぞれ「都道府県(必須)×テーマ(必須)」「都道府県(必須)×予算×人数」「都道府県(必須) エリア(必須)×(テーマを1つ選ぶ(必須)」です.いずれも項目をプルダウンで選択します.
この検索フォームのちょっとした驚きは,条件を左から指定していかないといけないところです.都道府県を選択しなければ,それより右のところは選択できなくなっています.
JavaScriptを使って,右側の選択肢を動的に取得・生成しているのだろうなと思いながら,ページのソースを見ると,その想像どおりだったのですが,3番目(宴会・パーティの二次会レストランを探す)では前二者と異なり,都道府県の列挙がないのは,ちょっと意外でした.

(2) 2×3万円

「4×100m」と,構文的に同じ表記として,「2×3万円」というのを思い浮かびました.ただし違いもあって,「4×100m」では「4人で走りますよ,100mずつを」と思えばいよく,何が幾つ分なのかが明確ですが,「2×3万円」のほうは,「2つの3万円」なのか「2万円が3つ」なのか,判然としません.(2×3)万円とも,2×(3万円)とも解釈できる,曖昧な式なのです.
この曖昧さを解消するには,「2万円×3」「3万円×2」と,かけられる数(基準量)を左に置いて単位をつけ,右に置くかける数には単位をつけない表記にするのが,合理的ではあります.
ここまで思案してから,「2×3万円」や「○×△万円」といった表記をWeb上でどのくらい目にすることができるか,Googleで検索してみると…上位には一切,出てきませんでした.
ただ,収穫もありました.「2×3万円」には,「2 * 3万円 = 6 万円」という計算結果を,検索結果に先立って表示してくれます.

またgoogle:2万円×3だと,「2万円 * 3 = 6 万円」です.
google:2×3千円]や[google:2千円×3では,計算してくれません.「億円」だったら計算してくれます.
思いつきで「2万円×3万円」を入れてみると…


「(2万円) * 3万円 = 56 663.7144 U.S. dollars2」とのこと.最後の2は上付きなので,「56663.7144 平方USドル」…何だこれ!?