かけ算の順序の昔話

算数教育について気楽に書いていきます。

算数指導の状況調査に回答


 Googleフォームによる「算数指導の状況調査」に,回答していきました。
 最初のページには,前文に「かけ算の順序」とあるものの,これに関する設問文はなく,メールアドレス・指導対象・算数指導経験・指導現場(学校,塾,家庭教師などの別),現場での指導歴,算数指導の自信についての設問です。指導以降に関しては,学生のときの経験をもとに選択しました。
 「次へ」を押して表示される内容が,「かけ算の順序」に関する設問です。次のように選択・回答しました。

解答Aのみ認める(解答Bは不正解とする)

算数では「1つ分の数×いくつ分=ぜんぶの数」で式に表して求めます。問題文の「3(個)」が「1つ分の数」,「5(人)」が「いくつ分」になり,3×5と立式します。
5×3という式にした場合,「5と3が反対(それは『1人につき5個の飴を3人の生徒に配る場合,何個の飴が必要ですか』の式だ)」という反応と「5人を3倍して,答えは15人になってしまう」という反応が考えられます。
なお,「1人につき3個の飴を5人の生徒に配る場合、何個の飴が必要ですか。」という文章題では(漢字表記は別にして)かけ算の導入時に大きく問題となることはあまりありません。授業や評価で活用され,かけ算の順序論争でよく見かける文章題のタイプは,「5人の生徒に3個ずつ飴を配る場合、何個の飴が必要ですか。」です。

 以下は回答に記載しませんでしたが,上記の作成にあたり読み直した情報です。

(2021年7月追記)アンケートの結果をもとに,記事が公開されていました。

 以下にて,takehikomの名前でいくつかコメントしました。